ここでは、昔のパソコン雑誌に載っていた広告を紹介していきます。



PC-88用ソフト「少女戦隊エンジェル」の広告です。
このころ流行っていたダーティーペアっぽいです。
1998年という時代設定が泣かせます・・・




工画堂スタジオのRPG「コズミックソルジャー」の広告です。
このソフトハウスのグラフィックは独特のタッチで良いすね。
続編に「サイキックウォー」というゲームも出ました。




スクウェアのAVG「アルファ」の広告です。
いのまたむつみさんの描かれたイラストが有名だと思うのですが、こんなバージョンもありました。
(こっちの方がゲームに出てくる絵に近いです)
SFでカワイイ女の子ということで、友人がすぐに買ってきて一緒にプレイしたのですが、
画面数が異常に少なくてがっかりしました(何と25面しかないのだそうです)。
どこに行っても同じ画面の使いまわしで、なんか全然移動している気がしません。
おまけに、全然解けません。すぐにロボットのポリスにつかまって素っ裸にされてしまいます。
まだ攻略が雑誌に載る前だったので知る由もなかったのですが、どうやら
ショップで万引きするものの内容によってハマリが発生していたようです。
まあ、絵のデキが非常に良いのと、主人公がカワイイから良しとしますか・・・




パソコンショップLAOXの広告です。
8ビットがパソコンが爆発的に売れた時代に色々なショップが参入しましたが、
そのほとんどは現存していません。その中でもLAOXはかなり頑張っていたのですが、
2009年に中国系の企業に買収されてしまいました・・・。




昔はこういうイラストをパソコン上で再現するために涙ぐましい努力がなされたものです。
「ラップスキャン」などという言葉を今の若者は知らないことでしょう・・・




この時代はよくレオタードを着たお姉さんがパソコン雑誌の広告に登場していました。
目を引くという意味では良かったのかもしれませんが、肝心の広告の内容には目が行かないですね。




簡易言語「VIP」の広告です。
FM-7には本体にオマケで付いてきました。
レオタードを着たお姉さんの前に水しぶきというかなりインパクトのある広告です。
(大学の時の後輩にかなり似てます・・・)




スーツ姿のも見付けました。電波新聞社の回し者だったのですね。
笑顔がなかなか良いです。








コナミの広告によく出てきた娘です。
最近、この子の三つ編みで体操服+ブルマーというかなり反則な広告も見付けてしましたが、
危険ですのでちょっとここでは紹介しかねます。




こちらはブラザーのプリンターの広告です。
この子は確かに美人なのですが、美人過ぎて全く現実味がありませんね。




こっちはモデムの広告です。
300ボーという超低速ながらようやく手の届く値段でモデムが買えるようになった頃の話です。
(自分の持っていた1200ボーのモデムでも相当遅かったのですが・・・。)
ちょっと出っ歯の女の子が素朴で良いです。






エプソンのビジネスパソコンQC-10の広告です。
こんな秘書が事務所にいたら気になってちょっと仕事どころではないですね。
コピーとかひたすら頼んで後ろ姿に見入ってしまいそうです(おいおい)。






こっちはQC-11の広告です。秘書がグレードアップして白人になりました。
ここまでいくと秘書としての能力はもはや二の次で完全な観賞用ですね。
広告はいつもこんな感じで良かったのですが、マシン自体はNECのPC-9801の力の前に
滅びてしまいました。




QC-20なんて機種もありました。
お姉さんは大変美人なのですが、肝心のマシンの方はZ80Aでモノクロ表示と
まったくつまらない仕様になっています(定価は何と135万円!)。
この仕様と価格ではPC-9801はおろかPC-8801に対しても太刀打ちできそうにありません。




ハンドヘルドコンピュータというのは結構良さそうに見えたのですが、結局滅びてしまいました。
このHC-20は25万台も売れたとのことですが、その割にはあまり見かけませんでしたね。
まあ、これだけ画面が小さいとポケコンに対して特に優位性が無さそうです。
それにしても、このOh!HCという雑誌は表紙がアニメ雑誌のようです。
普通のサラリーマンが書店で手に取るには無理がありますね。




低価格パソコン・シンクレアZX81の広告です。
定価は29,800円(※)と安いのですが、メインメモリが1KBというのでは
2万円近くする増設RAMを買わないと全く使い物になりません。
ちょっとこの設定はサギに近いですね。
(※元々の定価は38,700円で、発売1周年記念キャンペーンとして期間限定の
特別価格で29,800円としたものがそのまま定着したようです)
祖国イギリスでは結構な勢力を持っており、後継機も発売されました。
イギリスでの定価70ポンドというのは当時のレートを考えると日本での半額ぐらいでしょうか。
81年登場というのにZ80A 3.5MHzというのは意外に強力な設定です。

このシリーズはかなり息が長く、最終機種のZXスペクトラム+3は1987年に発売され、
1990年12月まで販売されたそうです(日本ではTOWNSの3代目が出てる頃・・・)。



シンクレア系の最終機種ZX Spectrum+3





スリーエムはいつも清楚な感じの女の子を広告に起用していました。
そっちの方に目が行って何の広告か判らなくなりそうです。
この頃のフロッピーディスクというのは恐ろしく儲かったそうなので、
どんなモデルでも使いたい放題だったのでしょう。




富士フィルムのフロッピーディスクの広告はちょっとどっかにずれてる感じです。
金属のスーツを着たお姉さんの時もありました。




ラインナップが揃いつつあった頃のNECの広告です。
8ビットこそ一瞬FM-7/77にひっくり返されそうでしたが、16ビットのPC-9801は
圧倒的なコストパフォーマンスで数々のマシンを滅ぼしていきました。
この後、FDD付きのPC-9801Fが出るともう他のマシンは全く太刀打ちできませんでした。
8ビットマシンのPC-80/88系は元々ビジネス用途なのかサウンド機能が無く
グラフィック表示も激遅で、一時期FM-7/77がかなり勢力を伸ばしていたのですが、
サウンド・グラフィックを大幅に強化したPC-8801mk2SRの登場で一気に独走態勢に入ります。




10大機能はさておき、この広告の子はとてもかわいいです。
セット価格が100万円近いマシンではPC-9801に対して競争力が無さそうですが。




日立のMSXはそれなりに気合が入った作りでした。各機種とも特徴があって他社の
マシンとの差別化がはかられていました。
カシオが規格ギリギリの最低性能のマシンを売りまくらなければMSXはもう少し
戦えたと思うのは自分だけでしょうか・・・








このシリーズの広告は中々良いので思わずいっぱい貼ってしまいました・・・






ソニーのSMC-777及びSMC-777Cというパソコンですです。
SMC-777は320×200ドット16色表示、777Cの方は4096色中16色表示ができます。
3.5インチFDD内蔵。これで定価が168,000円(777C)。
これらは性能的にも価格的にも非常に良いマシンでした。
TVでもガンガンCMが流れていました。・・・しかし、ソフトが全く出ませんでした。
「コンピュータ、ソフト無ければただの箱」という言葉を思い知らされたマシンです。
テンキーの設定が無く、しかもカーソルキーが1枚の四角い板になっていたのは
ホビーマシンとしては致命的かもしれません。これでは移植できるゲームがかなり
限定されてしまいそうです(少なくともザナドゥは無理な気がします)。






オリベッティのマシンはほとんど印象に残ってませんが、この右側の女の子だけが
印象に残ってたり・・・
まだルーズソックスなどなかった平和な(?)時代でした。




トミーの16ビットパソコン「ぴゅう太」の広告です。
(オリベッティの広告と構成がえらく似てますね・・・)
こいつは低価格パソコンの中で一番高かった機種で、間違えて買っちゃいかねない設定でした。
グラフィック機能がかなり特殊なのであまり好きにはなれそうにないマシンです。




ちょっと珍しいところで、沖電気のワープロ専用機Lettermate85です。
フロッピーディスクドライブを本体と一体にしてしまうところがいかにも沖電気です。
別体にした方が置き場のレイアウトが自由になって良いと思うのですが・・・
幸いなことにプリンターは別体になっています。
IF800シリーズの広告がやたら硬いのに対し、なぜかこっちはずいぶんとノリが軽いです。
(おそらく扱っている部門が違うんでしょうね)




これもあまり見ない三菱のMulti16というパソコンの広告です。
日本初の16ビットパソコンで、有名な表計算ソフトのMultiplanを擁していましたが、
PC-9801が発売されると市場から消えて行きました。




IBMの広告の一部です。連想ゲームの檀さんが登場しています。
実は、これの右のページに5550というマシンがあったのですが、特にこれといって
印象も無いので省略しました(FDDを3機搭載というところがちょっと変わったマシンです)。





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